メニュー
SOSの猿

SOSの猿

この本の所有者

(2.8)
37人が登録
179回参照
2013年4月1日に更新

書籍情報

ページ数:
292ページ
参照数:
179回
登録日:
2011/10/30
更新日:
2013/04/01
所有者:
Naoswing Naoswingさん

この本を共有する

内容紹介

ひきこもり青年の「悪魔祓い」を頼まれた男と、一瞬にして三〇〇億円の損失を出した株誤発注事故の原因を調査する男。そして、斉天大聖・孫悟空―救いの物語をつくるのは、彼ら。
Google プレビュー 書籍情報提供: Google Books
Google Booksで見る

読書履歴

2013/04/01 37ページ
2012/11/08 8ページ

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本

「SOSの猿」の書誌情報と、 この本を読んだ人の本棚から、 近そうな本を10冊見つけました

73.4%
SOSの猿 (中公文庫)

SOSの猿 (中公文庫)

伊坂 幸太郎

三百億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔秡いで治そうとする男。奮闘する二人の男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかける。「本当に悪いのは誰?」はてさて、答えを知るの...

49人 2.9
57.2%
地下の鳩

地下の鳩

西 加奈子

大阪、ミナミの繁華街―。夜の街に棲息する人々の、懸命で不恰好な生き様に、胸を熱くする力作誕生。

19人 3.2
56.3%
三匹のおっさん ふたたび

三匹のおっさん ふたたび

有川 浩

ご近所限定正義の味方、見参!武闘派二匹&頭脳派一匹が町のトラブルに立ち向かう還歴ヒーロー活劇シリーズ最新刊。

47人 3.6
56.2%
羊をめぐる冒険〈上〉 (講談社文庫)

羊をめぐる冒険〈上〉 (講談社文庫)

村上 春樹

あなたのことは今でも好きよ、という言葉を残して妻が出て行った。その後広告コピーの仕事を通して、耳専門のモデルをしている二十一歳の女性が新しいガール・フレンドとなった。北海道に渡ったらしい“鼠”の手紙か...

90人 4.2
56%
世界から猫が消えたなら

世界から猫が消えたなら

川村 元気

僕の葬式。僕の枕元に集まる人はどんな人たちだろうか。かつての友達、かつての恋人、親戚、教師、同僚たち。そのなかで僕の死を心から悲しんでくれる人は、何人いるのだろうか。僕と猫と陽気な悪魔の7日間の物語。

30人 3.5
55.8%
羊をめぐる冒険〈下〉 (講談社文庫)

羊をめぐる冒険〈下〉 (講談社文庫)

村上 春樹

美しい耳の彼女と共に、星形の斑紋を背中に持っているという一頭の羊と“鼠”の行方を追って、北海道奥地の牧場にたどりついた僕を、恐ろしい事実が待ち受けていた。一九八二年秋、僕たちの旅は終わる。すべてを失っ...

78人 4
55.4%
鹿男あをによし (幻冬舎文庫)

鹿男あをによし (幻冬舎文庫)

万城目 学

大学の研究室を追われた二十八歳の「おれ」。失意の彼は教授の勧めに従って奈良の女子高に赴任する。ほんの気休めのはずだった。英気を養って研究室に戻るはずだった。渋みをきかせた中年男の声が鹿が話しかけてくる...

36人 4.2
54.8%
PK

PK

伊坂 幸太郎

その決断が未来を変える。連鎖して、三つの世界を変動させる。こだわりとたくらみに満ちた三中篇を貫く、伊坂幸太郎が見ている未来とは―。未来三部作。

34人 2.9
54.7%
ガソリン生活

ガソリン生活

伊坂幸太郎

実のところ、日々、車同士は排出ガスの届く距離で会話している。本作語り手デミオの持ち主・望月家は、母兄姉弟の四人家族(ただし一番大人なのは弟)。兄・良夫がある女性を愛車デミオに乗せた日から物語は始まる。...

31人 3.7
karua222
karua222 Lv.79

久しぶりに読みにくい本を読んだ感じ。あまり集中できずに断片的に読んだのもあるせいか、感想を書くのは難しい…でも、どうやら私だけではなかったようで安心する。伏線の回収が甘く、ぼんやりしたまま終わってしまった気がするのは五十嵐大介さんのコミックを読めばわかるのかな?読者が本を閉じた後に「なんだかなぁ…」とSOSを出させるのも伊坂さんの作戦なのかっ!?あ、「不惑か!」というツッコミはいずれ使ってみたいものです(・∀・)

雷神
雷神 Lv.22

joshuaymns
joshuaymns Lv.79

引きこもり。証券取引の誤発注。西遊記…。独特の世界観が交錯する。

くーさん
くーさん Lv.276

これはひどい!

hiko
hiko Lv.59

あおみ
あおみ Lv.78

作中で五十嵐真が話すコンステレーションという言葉が本作に相応しい。一見何の変哲もない出来事の集まりを、時に俯瞰してみればそれらが意味を成していて一つの大きな結末を迎えるための布石であった、という意味だ。株の誤発注は原因の原因を探れば殺人、虐待事件の犯人を見つけ出したり、NASAの衛生打ち上げミスは睡眠不足が原因であったり、と物語は常に繋がって続いている。
本書でも伊坂幸太郎お得意の、語り手を変える手法が取られている。前半は「私の話(遠藤二郎、悪魔祓い)」と「猿の話(孫悟空が憑依したという眞人の話)」だったが、猿の話が幕を閉じたかと思うと「五十嵐真の話」が始まる。この話が始まってやっと猿の話が眞人の夢物語であることが分かり、ちらほらではあるが現実の出来事との重なり、類似点も発見できる。ここからが本書の面白いところである。したがってここまで辿り着くのに、少しイメージし難い、例えば突然部長が牛魔王に変身したりだとか、孫悟空が現れ獣臭い息を吐きながらこれからのアドバイスをしたりだとか、そういった場面が度々現れる。もし、根気の弱い、もしくはファンタジー要素が苦手な読者であればこの時点で読むのをやめてしまうのかもしれない。しかし、コンステレーションである。この寓話があってこその結末の楽しさ、愉快さ。謎解きとはまた異なる、「なるほど」という新鮮な気持ちが胸中を満たす。
是非、一読して欲しいと思う。
バロンダンス。人の心には善と悪が共存していて、常に綱引きをして闘っている。

なお、本作は漫画『SARU/五十嵐大介著』と対をなす作品である。なので、これからそちらも読んで見たい。もしかしたらそうすることで本書『SOSの猿』に対する評価も変わるかもしれない。

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します