メニュー
オリンピックの身代金(上) (角川文庫)

オリンピックの身代金(上) (角川文庫)

奥田 英朗

この本の所有者

11人が登録
123回参照
2011年11月17日に更新

書籍情報

ページ数:
442ページ
参照数:
123回
登録日:
2011/11/11
更新日:
2011/11/17
所有者:
mak246 mak246さん

この本を共有する

📝 レビュー (mak246さんのレビュー)

評価:
3/5
レビュー:
時は昭和39年。アジア初開催となるオリンピックを控えた日本では、その舞台となる東京が戦後の復興と共に劇的な変動を遂げていった。
オリンピックに備えた新たな施設や交通機関。瞬く間に諸外国と渡り合えるだけの繁栄と、オリンピックムードに盛り上がる活気の裏では地方からの出稼ぎ労働者が過酷で理不尽な労働を強いられていた。

そんな出稼ぎ労働者であった兄の死を機に、島崎国男は東京と地方の格差に疑問を抱くようになっていく。

ややスローペースで物語は進行していくのだが、その分、島崎国男に芽生える疑問や心情の変化が丁寧に描かれている。
同時に、オリンピック開催当時を知らない世代としては、その時代の世相がリアルに描写されていてるので非常に興味深く読み進められる。
ただ、まだ作品としての盛り上がり感には欠けてるような気がするので、下巻へ期待!!

読書履歴

2011/11/17 442ページ
2011/11/16 319ページ
2011/11/15 209ページ
2011/11/11 124ページ

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本

「オリンピックの身代金(上) (角川文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました

72.7%
紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)

紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)

片山 憲太郎

揉め事処理屋を営む高校生・紅真九郎のもとに、とある少女を守るという依頼が舞い込んできた。少女の名は、九鳳院紫。世界屈指の大財閥の御令嬢。詳しい事情を聞かされぬまま、真九郎は紫との共同生活を開始。彼女の...

6人 5

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します