
オリンピックの身代金(上) (角川文庫)
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内容紹介

AIが見つけた似た本
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お金じゃ買えない。―[よのなか]の歩き方〈1〉 ちくま文庫
藤原 和博
“よのなか”には、なぜ勝ち組と負け組が生じるのか。両者を分けるのは何なのか。そして、どうすれば満ち足りた生きかたを手にできるのか―“スーパーサラリーマン”の異名をとる著者が、盲点を突く発想で、現代にお...
三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫)
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アンネ・フランクの記憶 (角川文庫)
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十代のはじめ『アンネの日記』によって言葉が自分を表現することに心ゆさぶられ、作家への道を志した小川洋子が、長年の感慨をこめてアンネの足跡をたどる旅に出た。命がけで物資を運びフランク家の隠れ家生活を気丈...
紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)
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失敗学のすすめ (講談社文庫)
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クラインの壺 (講談社文庫)
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200万円でゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。その原作をもとにしたヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることに。美少女・梨紗と、ゲーマーと...

時は昭和39年。アジア初開催となるオリンピックを控えた日本では、その舞台となる東京が戦後の復興と共に劇的な変動を遂げていった。
オリンピックに備えた新たな施設や交通機関。瞬く間に諸外国と渡り合えるだけの繁栄と、オリンピックムードに盛り上がる活気の裏では地方からの出稼ぎ労働者が過酷で理不尽な労働を強いられていた。
そんな出稼ぎ労働者であった兄の死を機に、島崎国男は東京と地方の格差に疑問を抱くようになっていく。
ややスローペースで物語は進行していくのだが、その分、島崎国男に芽生える疑問や心情の変化が丁寧に描かれている。
同時に、オリンピック開催当時を知らない世代としては、その時代の世相がリアルに描写されていてるので非常に興味深く読み進められる。
ただ、まだ作品としての盛り上がり感には欠けてるような気がするので、下巻へ期待!!
