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お金じゃ買えない。―[よのなか]の歩き方〈1〉   ちくま文庫

お金じゃ買えない。―[よのなか]の歩き方〈1〉 ちくま文庫

藤原 和博

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taka_aki
taka_aki
2008年6月読了
なんだか、Lifehacksにも通じる本。って思いました。

リクルート社でバリバリ仕事をしていた著者が、病気をきっかけに、生き方自体を見直して行く。そう言った状況に置いて、著者の方は様々な提言をしてくださっています。

なんつーか、身につまされる話がたくさんなのでした。

・公私混同は悪いことじゃない。仕事の中にも自分の重い描くことを反映し得るし、その逆も然り。これがベクトルの和の法則。
・自分の仕事の棚卸しをしよう。大事なのは「どの役職にいるのか」よりも「何が出来るのか」
・L'IDEA DI ○○(○○の理想)。それを持っている企業は日本にどれだけあるのだろうか。
・Art de vivre(アールドヴィーヴル)とは、人間と人間の間を取り持つコミュニケーションを豊かにするための芸術的生活術を示すもの。
・「なんか、ヘンだな」を大切にしよう。人間は得てして環境に慣れてしまいがち。そこで疑問を持たないと、環境にずるずると。。って話です。ホテルのサービスやメーカーのユーザサポートなどおっかしなところはたくさんある。
・自分は(会社で)偉いという幻想にかまけているうちに、20年後、定年で突然恐ろしい現実がやってきて、外の社会では通用しない自分に気づかされる。ひえー。。
・日本では車、家の中古市場は不思議な状態。アメリカでは家の個人売買がそれなりに活発なのにね。
・「早くものごとをこなす」「ちゃんとする」「いい子でいる」ってそんなに大事なことなの?それ自体、戦後の高度成長時代を引きずっているだけじゃないの?
・今の仕事に、10年後の夢を、1割だけ紛れ込ませてみよう。
・テレビを家からどかしてみよう。って、これに関しては、巻末の解説でテリー伊藤氏までもが同意していること。いらん情報ばっかり詰め込まれてませんかということで。

なるほどなるほど、なのでした。

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