泣き童子 三島屋変調百物語参之続
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「泣き童子 三島屋変調百物語参之続」の書誌情報と、 この本を読んだ人の本棚から、 近そうな本を10冊見つけました
あんじゅう―三島屋変調百物語事続
宮部 みゆき
さあ、おはなしを続けましょう。三島屋の行儀見習い、おちかのもとにやってくるお客さまは、みんな胸の内に「不思議」をしまっているのです。ほっこり温かく、ちょっと奇妙で、ぞおっと怖い、百物語のはじまり、はじ...
チヨ子 (光文社文庫)
宮部 みゆき
五年前に使われたきりであちこち古びてしまったピンクのウサギの着ぐるみ。大学生の「わたし」がアルバイトでそれをかぶって中から外を覗くと、周囲の人はぬいぐるみやロボットに変わり―(「チヨ子」)。表題作を含...
図書室の海 (新潮文庫)
恩田 陸
あたしは主人公にはなれない―。関根夏はそう思っていた。だが半年前の卒業式、夏はテニス部の先輩・志田から、秘密の使命を授かった。高校で代々語り継がれる“サヨコ”伝説に関わる使命を...。少女の一瞬のとき...
模倣犯3 (新潮文庫)
宮部 みゆき
群馬県の山道から練馬ナンバーの車が転落炎上。二人の若い男が死亡し、トランクから変死体が見つかった。死亡したのは、栗橋浩美と高井和明。二人は幼なじみだった。この若者たちが真犯人なのか、全国の注目が集まっ...
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)
宮部 みゆき
加賀様は悪霊だ。丸海に災厄を運んでくる。妻子と側近を惨殺した咎で涸滝の屋敷に幽閉された加賀殿の祟りを領民は恐れていた。井上家を出たほうは、引手見習いの宇佐と姉妹のように暮らしていた。やがて、涸滝に下女...
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)
宮部 みゆき
北は瀬戸内海に面し、南は山々に囲まれた讃岐国・丸海藩。江戸から金比羅代参に連れ出された九歳のほうは、この地に捨て子同然置き去りにされた。幸いにも、藩医を勤める井上家に引き取られるが、今度はほうの面倒を...
六番目の小夜子 (新潮文庫)
恩田 陸
津村沙世子―とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年...
登場人物皆に愛嬌があって心が本当にほっくりした。でも長編が読みたいな。
「三島屋変調百物語事始」の第3弾。「魂取の池」 「くりから御殿」「泣き童子」「小雪舞う日の怪談語り」 「まぐる笛」「節気顔」6編の短編連作。「節気顔」の心を入れ替えたおじさんのせつなさ。「小雪舞う日の怪談語り」の最後のおじぞうさんの話の温かさ。「くりから御殿」が書かれたのは2011・3の後だったと聞いてなるほどと思ったこと。そしてなんといっても一番心に残ったのは表題の「泣き童子」「じじい、おれがこわいか。」ぞわあ~としました。百物語の聞き手のおちかちゃんの成長も楽しみだしこのシリーズは続いてほしい。
怪談シリーズ。
いくつか、深い内容のもあって少し怖かった
三島屋のおちかが不思議な話を聞くと言う設定のシリーズ。表題作ほか、全6話だが、小雪舞う日の怪談語りは、趣向を変えて、おちかが百物語を聞きに行くと言う話で、その中に4話含まれている。くりから御殿は、子供の頃、山津波で両親や友達を亡くした男の妻にも言えぬ思いが起こさせる不思議で、周囲の人々の優しさが泣かせる。表題の泣き童子は、ちょっと怖い話。悪事を見抜く赤子の話だが、人の良心と言う見方もできる。まぐる笛は、荒神を連想させる怪物の話。普通の人にはかなわない相手にむざむざ殺されるよりは立ち向かう技があった方が良いのか。立ち向かう危険と襲われる危険は、どちらが大きいのか。ヒーローものの裏側のような煩悶が興味深い。節気顔は、死人に会う話。亡くなった人がある日ひょっこり現れたらどんなだろう。死に目に会えなかった人が現れたら、やはり嬉しいかもしれないなと思う。