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新訂 徒然草 (岩波文庫)

新訂 徒然草 (岩波文庫)

西尾 実

この本の所有者

6人が登録
1,158回参照
2008年4月5日に更新

書籍情報

著者:
西尾 実
ページ数:
438ページ
参照数:
1,158回
登録日:
2008/02/27
更新日:
2008/04/05
所有者:
taka_aki taka_akiさん

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内容紹介

『徒然草』の面白さはモンテーニュの『エセー』に似ている。そしてその味わいは簡潔で的確だ。一見無造作に書かれているが、いずれも人生の達人による達意の文章と呼ぶに足る。時の流れに耐えて連綿と読みつがれてきたこのような書物こそ、本当の古典というのであろう。懇切丁寧な注釈を新たに加え、読みやすいテキストとした。
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📝 レビュー (taka_akiさんのレビュー)

評価:
4/5
レビュー:
ほとんど意味は分かりませんでした。が、なぜか面白い。

徒然さ加減が素晴らしいのです。さすが本家。

とはいえ、ところどころ何となく意味が分かるんですよねー。不思議。。解説文がついていますが、それを読み飛ばしていてもなんだか楽しいのです。

「鹿茸(ろくじょう)を鼻に当てて嗅ぐべからず。小さき虫ありて、鼻より入りて、脳を食むと言へり。」

なんてのは、そのまんまですが。しかし、前後の脈絡間然無視って感じす。

と、読んでてごめんなさいーって思ったのは、第百七十五段。

「世には、心得ぬ事の多きなり。ともある毎には、まづ、酒を勧めて、強ひ飲ませたるを興とする事、如何なる故とも心得ず。飲む人の、顔いと堪へ難げに眉を…」

なんてのは、酒飲みダメダメ!的な感じで、ひえーって思ったものです。

他にも、第二百二十九段の「よき細工は、少し鈍き刀を使ふといふ。…」なんてのも含蓄があるっぽい。

あと、単純に言葉の運びが小気味いいのがなんとも。さすが吉田兼好。って、何様じゃー。

読書履歴

2008/04/05 438ページ
2008/04/05 316ページ
2008/04/05 248ページ
2008/04/05 162ページ
2008/04/05 140ページ
2008/04/05 104ページ
2008/04/05 72ページ
2008/03/31 36ページ
2008/03/24 32ページ

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