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家守綺譚 (新潮文庫)

家守綺譚 (新潮文庫)

梨木 香歩

この本の所有者

(4.0)
20人が登録
115回参照
2013年8月23日に更新

書籍情報

ページ数:
208ページ
参照数:
115回
登録日:
2013/08/23
更新日:
2013/08/23
所有者:
ヨー ヨーさん

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内容紹介

庭・池・電燈付二階屋。汽車駅・銭湯近接。四季折々、草・花・鳥・獣・仔竜・小鬼・河童・人魚・竹精・桜鬼・聖母・亡友等々々出没数多……本書は、百年まえ、天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」=綿貫征四郎と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。――綿貫征四郎の随筆「烏蘞苺記(やぶがらしのき)」を巻末に収録。
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読書履歴

2013/08/23 208ページ

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やっぱり良いですね。この方の作品。

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そして、ある場面で主人公が発したコトバ「私の精神を養わない。」この一言にはぐっと来ましたです。はい。

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ぼんぼん Lv.66

美しい日本語で描かれた美しい物語をよみました。
綿貫の目を通してみる世界は美しかった。色にあふれて優しかった。
自分の周りの世界を大切にする事。相手に寄り添い、耳を傾ける事。世界を知るということは、こっから始まるんだなと思いました。
 
この小説の姉妹編(?)『村田エフェンディ滞土録』の村田は、外の世界に出て、自分や自分を取り巻く世界を知った。この小説の主人公・綿貫は、半径数メートルの世界に耳を傾けることで、自分の心の中に答えを見つけた。ベクトルは違うけれど、どっちも真理というか。忘れがちだけれどね。。
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こまきよ Lv.129

2005年版本屋大賞3位だし、評価も高いし癒し系の良い本と思う。ただ、この本で癒されるには、読むほうもある程度落ち着いて読む環境が必要な気がする。慌しく、いらいらする日常のなかの細切れの時間で読書するものにとっては、日常からこの特殊な癒しの世界に入っていくのに結構エネルギーがいるので逆につかれてしまったりします。特に最近忙しかったので。。。

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