内容紹介
庭・池・電燈付二階屋。汽車駅・銭湯近接。四季折々、草・花・鳥・獣・仔竜・小鬼・河童・人魚・竹精・桜鬼・聖母・亡友等々々出没数多……本書は、百年まえ、天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」=綿貫征四郎と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。――綿貫征四郎の随筆「烏蘞苺記(やぶがらしのき)」を巻末に収録。

📝 レビュー (ぼんぼんさんのレビュー)
評価:
5/5
レビュー:
美しい日本語で描かれた美しい物語をよみました。
綿貫の目を通してみる世界は美しかった。色にあふれて優しかった。
自分の周りの世界を大切にする事。相手に寄り添い、耳を傾ける事。世界を知るということは、こっから始まるんだなと思いました。
この小説の姉妹編(?)『村田エフェンディ滞土録』の村田は、外の世界に出て、自分や自分を取り巻く世界を知った。この小説の主人公・綿貫は、半径数メートルの世界に耳を傾けることで、自分の心の中に答えを見つけた。ベクトルは違うけれど、どっちも真理というか。忘れがちだけれどね。。
静かな物語の中に流れる矜持みたいなものを感じました。
大切なもの、受け取りました!
綿貫の目を通してみる世界は美しかった。色にあふれて優しかった。
自分の周りの世界を大切にする事。相手に寄り添い、耳を傾ける事。世界を知るということは、こっから始まるんだなと思いました。
この小説の姉妹編(?)『村田エフェンディ滞土録』の村田は、外の世界に出て、自分や自分を取り巻く世界を知った。この小説の主人公・綿貫は、半径数メートルの世界に耳を傾けることで、自分の心の中に答えを見つけた。ベクトルは違うけれど、どっちも真理というか。忘れがちだけれどね。。
静かな物語の中に流れる矜持みたいなものを感じました。
大切なもの、受け取りました!
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