
内容紹介
庭・池・電燈付二階屋。汽車駅・銭湯近接。四季折々、草・花・鳥・獣・仔竜・小鬼・河童・人魚・竹精・桜鬼・聖母・亡友等々々出没数多……本書は、百年まえ、天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」=綿貫征四郎と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。――綿貫征四郎の随筆「烏蘞苺記(やぶがらしのき)」を巻末に収録。

📝 レビュー (taka_akiさんのレビュー)
評価:
5/5
レビュー:
やっぱり良いですね。この方の作品。
サルスベリ、都わすれ、白木蓮、などなど、木々に囲まれた生活、それ自体の描写もすっごく素敵ですけど、いわゆる、精霊、魑魅魍魎と言ったものまでも、ごくごく自然に物語に溶け込んでいると言いますか、読んでいて、自然にそれを受け入れられてしまうと言った不思議な感覚。
そして、ある場面で主人公が発したコトバ「私の精神を養わない。」この一言にはぐっと来ましたです。はい。
サルスベリ、都わすれ、白木蓮、などなど、木々に囲まれた生活、それ自体の描写もすっごく素敵ですけど、いわゆる、精霊、魑魅魍魎と言ったものまでも、ごくごく自然に物語に溶け込んでいると言いますか、読んでいて、自然にそれを受け入れられてしまうと言った不思議な感覚。
そして、ある場面で主人公が発したコトバ「私の精神を養わない。」この一言にはぐっと来ましたです。はい。
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