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「和の道具」できちんと暮らす: すこし前の日本人に学ぶ生活術 (一般書)

「和の道具」できちんと暮らす: すこし前の日本人に学ぶ生活術 (一般書)

加藤 裕子

この本の所有者

2人が登録
861回参照
2013年5月24日に更新

書籍情報

ページ数:
180ページ
参照数:
861回
登録日:
2013/05/22
更新日:
2013/05/24
所有者:
karasu_u karasu_uさん

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📝 レビュー (karasu_uさんのレビュー)

評価:
1/5
レビュー:
面白くはあったし、参考になることもあったけれど、あくまでエッセイであり、江戸後期〜昭和のエッセイや文学のブックガイドの域を出ない印象。仮にこれをライフスタイルの提案と取るなら「都会モンがまた何か夢みたいなこと言ってる」としか思えない。私も和の暮らしに興味があったからこそ手に取ったのだけど、ここで提案されている特に人付き合いの在り方は、田舎においては祖母の代の人間が若かりし頃に逃げを打とうとした生活であり、何も知らず憧れる幼い私に母が怨嗟を交えて語って心を折って来た生活である。純粋に憧れることの出来る筆者に嫉妬してつい否定ばかり重ねてしまう。掃除術と整頓術は参考にしたい。

読書履歴

2013/05/24 180ページ
2013/05/24 170ページ 地元の人間に地元の住まいを保存させたいなら、個人努力より助成金とか、再開発の中止とかあるだろさ。知人の家も数十年の経つ平屋だけど街中にあるから法律によって建て替える時はビルにしなくちゃいけない。
2013/05/24 162ページ 家に反りやら歪みが出る時点でその業者がもう自然素材の使い方を伝承してないんじゃないかと思うのですよ。現代まで戦前の住まいの床が欠陥と言える程反らないでそこに在るということは。
2013/05/24 142ページ 一日と十五日、そして虫干しは取り入れたいと思う。多分専業主婦の母などに見られると「家政の一切を取り仕切ったり仕事してないからそんな悠長な口がきけるんだ」と張り倒されそうだが。
2013/05/24 131ページ 飾ること、祀ることは思うより気軽にやっていいんだなぁ。カフェエプロンとか髪紐とかの習慣付けようか。そしてフェミニストとその槍玉に上がる糞男がいつの時代も文化をおかしくするのだなぁ。
2013/05/24 112ページ 震災を経験した人間としては、現代の火鉢として石油ストーブを推す。あと日本の建築の黄金期は江戸時代でなく大正〜昭和の和洋折衷でいいとこ取りの平屋だと思う,
2013/05/23 68ページ 日本人が弁えるべきなのは「身の程」より「身の丈」なんでないのかなぁと思う。身の程を弁えたつつましい暮しが身の丈に合ってる人もおれば、そうでない人も居る訳だし。身の程は第三者が勝手に決めたりするから主観を現す言葉として私は好かん。細かいけれど。
2013/05/22 36ページ 確かになるほどなーと思うものの、江戸以降、明治〜戦前後の文化についても個人的に研究(笑)して歩いてる私的には「本が庶民の娯楽として根付いた時点でもう戻るのは無理だよ」と思う。実際、明治〜大正の文化人の書斎のまとめを見たことあるけど、汚く無い代わりに一切すっきりとしていなかった。

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