本へのとびら――岩波少年文庫を語る (岩波新書)
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麦の海に沈む果実 (講談社文庫)
恩田 陸
三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつき...
羊をめぐる冒険〈下〉 (講談社文庫)
村上 春樹
美しい耳の彼女と共に、星形の斑紋を背中に持っているという一頭の羊と“鼠”の行方を追って、北海道奥地の牧場にたどりついた僕を、恐ろしい事実が待ち受けていた。一九八二年秋、僕たちの旅は終わる。すべてを失っ...
空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)
池井戸 潤
事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠はない―。激しさを増すホープグループの妨害。赤松は真実を証明できるのか。社員、そして家族を守るため...
P73/大人の方の考え方が変わったのは、戦争に負けたのが大きなきっかけになったと思います。「ものを考えないからこういう愚かな戦争をやって国を亡ぼすんだ」って。
P141/でも理科の本ではつまらないんです。そういうことも入っているけど、本当にどうでもいいことも入っている。通して読むことは不可能だと言うぐらい、中身がてんこ盛りになっている。ありとあらゆることが入っていて、どこを開いてもかまわなくて、何か面白い。何度読んでも面白い。
P163/生きててよかったんだ、生きていいんだ、というふうなことを、子どもたちにエールとして送ろうというのが、児童文学が生まれた基本的なきっかけだと思います。