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ばんば憑き

ばんば憑き

宮部 みゆき

この本の所有者

(4.2)
10人が登録
83回参照
2011年10月11日に更新

書籍情報

ページ数:
372ページ
参照数:
83回
登録日:
2011/10/11
更新日:
2011/10/11
所有者:
MD MDさん

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内容紹介

湯治旅を終えた若夫婦が、帰途、雨で足止めとなり老女との相部屋を引き受けた。老女が語り出す50年前の忌まわしい出来事とは。「〈ばんば〉とは恨みの念を抱いた亡者のこと・・・」。ぞくりと怖く、心騒がす全6話。
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読書履歴

2011/10/11 372ページ

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江戸物傑作全六編。宮部さんの時代物は年とともにうまくなってきたと思う。『日暮らし』の政五郎親分とおでこがでてくる「お文の影」。『あんじゅう』の青野先生と悪童三人組がでてくる「討債鬼」と懐かしい顔に会えたのも楽しかった。でもなんといってもずんと響いたのは表題の「ばんば憑き」亡者の恐ろしさとともにせつなさも湧きあがり忘れられない話になりそう。「野槌の墓」もよかった。付喪神となった野槌の悲しい過去。何でも屋源五郎右衛門と猫又にはまた会えそうな予感。

たれえり
たれえり Lv.116

怪しとかと同じシリーズなのかな?不思議な話。物の怪の悲しい話。面白かった

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宮部みゆきの、怪談もの。6本の話があり、それぞれ個性がある。最後の野槌の墓は、木槌が物の怪になって人を襲う話だが、その背景が子供への虐待と言う現代的テーマで、子を持つ親としては、ぐっと来るものがある。標題の「ばんば憑き」は、入り婿の若主人が妻との湯治帰りに戸塚宿で過ごした一夜の物語だ。相部屋になった老婦人の昔語りが意外な方向に向かって行く。てっきりこの場で妻をばんば憑きにしてしまうのかと思ったのだが、そんな単純ではなかった。坊主の壺は、古い掛軸に異様な物を見る者に病を治す知恵が授かると言う趣向だが、それだけではなく、その知恵にはまた異様な副作用がある。どうしたら、この様な発想が浮かぶのだろうか。

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