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ばんば憑き

ばんば憑き

宮部 みゆき

この本の所有者

10人が登録
204回参照
2017年8月13日に更新

書籍情報

ページ数:
372ページ
参照数:
204回
登録日:
2017/08/11
更新日:
2017/08/13
所有者:
Yoo Yooさん

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📝 レビュー (Yooさんのレビュー)

評価:
5/5
レビュー:
宮部みゆきの、怪談もの。6本の話があり、それぞれ個性がある。最後の野槌の墓は、木槌が物の怪になって人を襲う話だが、その背景が子供への虐待と言う現代的テーマで、子を持つ親としては、ぐっと来るものがある。標題の「ばんば憑き」は、入り婿の若主人が妻との湯治帰りに戸塚宿で過ごした一夜の物語だ。相部屋になった老婦人の昔語りが意外な方向に向かって行く。てっきりこの場で妻をばんば憑きにしてしまうのかと思ったのだが、そんな単純ではなかった。坊主の壺は、古い掛軸に異様な物を見る者に病を治す知恵が授かると言う趣向だが、それだけではなく、その知恵にはまた異様な副作用がある。どうしたら、この様な発想が浮かぶのだろうか。

読書履歴

2017/08/13 372ページ いい話だ
2017/08/11 246ページ 坊主の壺が面白い 独創的だ

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