
「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代 (講談社現代新書)
この本の所有者
3人が登録
118回参照
2011年7月16日に更新
書籍情報
- 著者:
- 山竹 伸二
- ページ数:
-
224ページ
- 参照数:
- 118回
- 登録日:
- 2011/07/10
- 更新日:
- 2011/07/16
- 所有者:
-
H. Tarkunさん
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📝 レビュー (H. Tarkunさんのレビュー)
レビュー:
社会的規範のよる価値から自由になることで、価値観の基準が失われ、ニヒリズムに至るか承認不安に陥るという点はなるほどと納得できる。
多様な価値観を受け入れるというのはそれ程簡単な事ではなく、むしろ、社会の価値観が多様で自由である程、生きる意味を見いだしにくく、他者から受け入れられたい為に過剰に他者に迎合するという矛盾を抱えるのが現代社会。
自己の納得から生じる価値観を基準に、それを他者の価値観に合わせて微調整をしていく。この態度が、自由と一般的他者からの承認欲求を両立させる道であると筆者は説く。
漱石の草枕の冒頭、知に働けば...は、現代社会の生きにくさを嘆いたものなのかと、ふと思い出した。
多様な価値観を受け入れるというのはそれ程簡単な事ではなく、むしろ、社会の価値観が多様で自由である程、生きる意味を見いだしにくく、他者から受け入れられたい為に過剰に他者に迎合するという矛盾を抱えるのが現代社会。
自己の納得から生じる価値観を基準に、それを他者の価値観に合わせて微調整をしていく。この態度が、自由と一般的他者からの承認欲求を両立させる道であると筆者は説く。
漱石の草枕の冒頭、知に働けば...は、現代社会の生きにくさを嘆いたものなのかと、ふと思い出した。
読書履歴
2011/07/16
224ページ
2011/07/11
128ページ
ツイッターにのめり込むのも、この書で言う集団的承認を得たいという欲求によるものかも
2011/07/10
57ページ
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