空白の戦記 (新潮文庫 よ 5-9)
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📝 レビュー (taka_akiさんのレビュー)
「艦首切断」では、暴風によって駆逐艦がまっぷたつになるという実際に会った史実が克明に記されています。でも当時は隠蔽された史実であって、当時の世情を再認識させられました。
「敵前逃亡」、「太陽を見たい」では、軍人ではない学徒や一般人の情景が生々しく描かれています。
終戦記念日も近いんだなーと思ったり。
読書履歴
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短編集です。記録小説「戦艦武蔵」を補完する短編も盛り込まれています。
「艦首切断」では、暴風によって駆逐艦がまっぷたつになるという実際に会った史実が克明に記されています。でも当時は隠蔽された史実であって、当時の世情を再認識させられました。
「敵前逃亡」、「太陽を見たい」では、軍人ではない学徒や一般人の情景が生々しく描かれています。
終戦記念日も近いんだなーと思ったり。
戦中、戦前の短編集。 書かれたのは戦後2、30年頃なので取材対象者の記憶もほぼ風化していないので細かい描写ができていると思う。 また『戦艦武蔵』に出てくる設計図紛失事件の後追い取材もあり興味深い一冊であった。