
東雲の途 (光文社時代小説文庫)
この本の所有者
2人が登録
139回参照
2014年9月7日に更新
内容紹介
橋の下で見つかった男の屍体の中から瑠璃が見つかった。探索を始めた定町廻り同心の木暮信次郎は、小間物問屋の遠野屋清之介が何かを握っているとにらむ。そして、清之介は自らの過去と向き合うため、岡っ引きの伊佐治と遠き西の生国へ。そこで彼らを待っていたものは...。著者がシリーズ史上ないほど壮大なスケールで描く「生と死」。超絶の「弥勒」シリーズ第四弾。

📝 レビュー (bmasuさんのレビュー)
評価:
5/5
レビュー:
弥勒シリーズ4作目。伊佐治の妻ふじは、梅やの料理を喜んでくれる人達がいる幸せをかみしめつつも、自分と夫のこれまでの人生の振りかえり、伊佐治が小暮信次郎との出会いのときは、ひどくうろたえて十手を返上するとまでの悩んでいたのに、ふっきれたように事件が起こると走っていくのはなぜなのかと疑問に思い、どうやら、遠野屋が加わることによってこその変化のようだがと不安と怖じ気を覚えることから始まる。
腹をくくって生きることを覚悟した遠野屋清之介は、ふりかかる故郷の事件に、自分の過去をふたりに打ち明け、商人として生きて行くために故郷に帰る。
腹をくくって生きることを覚悟した遠野屋清之介は、ふりかかる故郷の事件に、自分の過去をふたりに打ち明け、商人として生きて行くために故郷に帰る。
読書履歴
2014/09/07
380ページ
AIが見つけた似た本
「東雲の途 (光文社時代小説文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
七つの黒い夢 (新潮文庫)
乙一
天使のように美しい顔をした私の息子。幼稚園児の彼が無邪気に描く絵には、想像を絶するパワーがあった。そしてある日―。乙一の傑作「この子の絵は未完成」をはじめ、恩田陸、北村薫、岩井志麻子ら、新感覚小説の旗...
19人
4