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東雲の途 (光文社時代小説文庫)

東雲の途 (光文社時代小説文庫)

あさの あつこ

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1件のレビュー

この本について

橋の下で見つかった男の屍体の中から瑠璃が見つかった。探索を始めた定町廻り同心の木暮信次郎は、小間物問屋の遠野屋清之介が何かを握っているとにらむ。そして、清之介は自らの過去と向き合うため、岡っ引きの伊佐治と遠き西の生国へ。そこで彼らを待っていたものは...。著者がシリーズ史上ないほど壮大なスケールで描く「生と死」。超絶の「弥勒」シリーズ第四弾。

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レビュー

bmasu
bmasu
2014年9月読了
弥勒シリーズ4作目。伊佐治の妻ふじは、梅やの料理を喜んでくれる人達がいる幸せをかみしめつつも、自分と夫のこれまでの人生の振りかえり、伊佐治が小暮信次郎との出会いのときは、ひどくうろたえて十手を返上するとまでの悩んでいたのに、ふっきれたように事件が起こると走っていくのはなぜなのかと疑問に思い、どうやら、遠野屋が加わることによってこその変化のようだがと不安と怖じ気を覚えることから始まる。

腹をくくって生きることを覚悟した遠野屋清之介は、ふりかかる故郷の事件に、自分の過去をふたりに打ち明け、商人として生きて行くために故郷に帰る。

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