内容紹介
日本の教育には道徳が必要である、と常々感じている著者が、自ら中学校に出向き、道徳の授業を行う。教育勅語への批判から、儒教や仏教をはじめとする宗教、夏目漱石や宮沢賢治の作品、そして生きとし生けるものを題材に、道徳とは何かをやさしい言葉で説く。

📝 レビュー (ふみふみさんのレビュー)
評価:
5/5
レビュー:
哲学とは何か、いま、必要なもの、大切なものはなにか、が、明確でわかりやすい。
道徳とは、これを語るのに、歴史的背景から、仏教の起こりを、文学から、宮沢賢治のよだかの星、夏目漱石の坊ちゃん、をとりあげて道徳を説明されている。わたしのように、常識を知らない人間にとっては、歴史をまなび、文学も学べ、大切な心持ちも学べる、一石三鳥であった。
自利利他とは自分のための利益、他人のための利益のこと、特に利他の心を持てと筆者は言う。当たり前のようで、いまや当たり前ではないなかにおいて、心に響く言葉であった。
道徳とは、これを語るのに、歴史的背景から、仏教の起こりを、文学から、宮沢賢治のよだかの星、夏目漱石の坊ちゃん、をとりあげて道徳を説明されている。わたしのように、常識を知らない人間にとっては、歴史をまなび、文学も学べ、大切な心持ちも学べる、一石三鳥であった。
自利利他とは自分のための利益、他人のための利益のこと、特に利他の心を持てと筆者は言う。当たり前のようで、いまや当たり前ではないなかにおいて、心に響く言葉であった。
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