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読書について 他二篇 (岩波文庫)

読書について 他二篇 (岩波文庫)

ショウペンハウエル

この本の所有者

(4.8)
21人が登録
162回参照
2011年3月1日に更新

書籍情報

ページ数:
158ページ
参照数:
162回
登録日:
2011/03/01
更新日:
2011/03/01

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内容紹介

「読書とは他人にものを考えてもらうことである。1日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。」―一流の文章家であり箴言警句の大家であったショウペンハウエル(1788‐1860)が放つ読書をめぐる鋭利な寸言、痛烈なアフォリズムの数々は、出版物の洪水にあえぐ現代の我われにとって驚くほど新鮮である。
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表紙に書いてある文言からしてのけぞり気味な感じ。

「読書とは他人にものを考えてもらうことである。1日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。」

ぐはーって感じ。

でも、読み進めて行くと納得をせざるをえないところ多数。ちなみに、「思索」、「著作と文体」、「読書について」と言う三作品が納められています。

全体的に感じたのは、

読書はあくまで手段でしかなく、そこに「思想」なくばそれは他人の思考の受け売りにすぎない。

って、ことなのかなと。確かにだー。ショウペンハウエル氏、そう言った輩(他にも文法間違いや匿名での著作など)をコテンパンに、ケチョンケチョンに、メッタメタにやっつけています。読んでいて爽快になるくらいに。法律で取り締まれ!くらいまで。

以下は特に心に残った部分を。二つ目のはまさにそうだよなーと。


汝の父祖の遺せしものを、
おのれのものとすべく、自ら獲得せよ。(ゲーテからの引用)

かりにも読書のために、現実の世界に対する注視を避けるようなことがあってはならない。というのは真に物事をながめるならば読書の場合とは比較にならぬほど、思索する多くの機会に恵まれ、自分で考えようという気分になるからである。

低劣な著作家の大多数は、新刊書以外は読もうとしない民衆の愚かさだけをたよりに生きているにすぎない。すなわち彼らの名はジャーナリスト。適切きわまる名前ではないか。これをドイツ語に訳すと日給取り。

愚者も自分の家の中では、他人の家における賢者よりも物知りなり。(スペインの諺)

したがって読書に際しての心がけとしては、読まずにすます技術が非常に重要である。

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