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ラン (角川文庫)

ラン (角川文庫)

森 絵都

この本の所有者

8人が登録
154回参照
2013年7月31日に更新

書籍情報

著者:
森 絵都
ページ数:
374ページ
参照数:
154回
登録日:
2013/07/12
更新日:
2013/07/31

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内容紹介

9年前、家族を事故で失った環は、大学を中退し孤独な日々を送っていた。ある日、仲良くなった紺野さんからもらった自転車に導かれ、異世界に紛れ込んでしまう。そこには亡くなったはずの一家が暮らしていた。やがて事情により自転車を手放すことになった環は、家族に会いたい一心で“あちらの世界”までの道のりを自らの足で走り抜く決意をするが...。哀しみを乗り越え懸命に生きる姿を丁寧に描いた、感涙の青春ストーリー。
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📝 レビュー (とくこさんのレビュー)

評価:
3/5
レビュー:
家族を亡くして天涯孤独な主人公が、その背景からやたら捻くれて後ろ向きな性格。そんな彼女があの世とこの世の境界を越えて、家族と再開してあれやこれやでマラソンを始めて他人と繋がり、絆を深めて前を向く…。
若い人に好かれそうな、純度100%のとてもストレートな話。
ストレートだからこそ許容できたけれど、主人公の変わるきっかけが結局死者だった、というのが残念なような…。
あくまで主人公が前を向くまでの話なので、死者とかのワードに重きを置いちゃうと随分お綺麗で、軽い話って印象になる。
一緒に走る仲間たちはてんでバラバラで、けれど愛着が湧いてくる。
大島くんがすき。
少し遅れてきた青春物語。
スタートラインに立つまでの話なので、後味がすっきりと感じるか、物足りなく感じるかは分かれる話。

読書履歴

2013/07/31 374ページ
2013/07/30 203ページ 「でも、どんなに味わい深い恋愛をしたって、いつかは必ずどっちかが先に死んじゃうわけでしょ。一人が残されるんでしょう。だったら最初から一人のほうがマシかなって」
2013/07/23 186ページ
2013/07/12 8ページ 左目が宇宙から見た地球みたいな青。

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