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円環少女 7 (7) (角川スニーカー文庫 153-9)

円環少女 7 (7) (角川スニーカー文庫 153-9)

長谷 敏司

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レビュー

aoitaku
aoitaku
2008年3月読了
 たっぷり笑いました。変態パレードへようこそ。

 魔法使いが生きる現代を舞台にしたダークファンタジーシリーズもとうとう七巻に。が、今回は次回へ向けた伏線を絡ませた短篇集。前半2作品は2巻まで、後半2作品は6巻以降という構成。短篇自体はスニーカー誌上で掲載されているので、特にこれといって何か言うこともないのだけれど、序章と幕間と終章で各作品を結んで繋いで、という構成のおかげで、一本のお話として十分楽しめる。
 幕間がそれぞれ起承転結をしっかり担ってて、実は主軸だったりして、しかも短篇ともちゃんとリンクしながら展開されていくから、誌上で読んだという人も、一度通してしっかり読むことを勧めたい。

***

 MVPはメイゼル(定型句
 短篇集ということで変態度はこれまでの巻とは度が違ってて、もう知ってるネタを読んでるのににやにやが止まらない。変態キャラ率が増すと同時にレギュラーキャラの変態度も増すようで、メイゼルの危険発言もたっぷり、見所はいっぱい。神和の出番が少なかったので、ぜひメインの短篇とかも読みたいなぁ、と思うのだけれど、それはまたいつか別の機会に用意されると期待しつつ。

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