薬指の標本 (新潮文庫)
この本の所有者
内容紹介
書籍情報提供: Google Books
📝 レビュー (とくこさんのレビュー)
文章はとても静かで淡々としていてたまに挟む異常な神経質な描写がすごく病的。潔癖。
それでもなんだか引き込まれて読み進めてしまうから私は小川洋子が嫌いじゃないのかもしれない。
「薬指の標本」は精神的なSMだと思った。
弟子丸氏も主人公も静かに狂っている。
あまりにも静かに狂っているからうっかり何がおかしいのかわからなくなりそうになる。
そっと当たり前のことのように書かれた一文にえ、となったり。
ふたりの関係はぴんと張り詰めた糸みたいで、少しでも力加減を変えると切れてしまいそう。
個人的に「六角形の小部屋」の方がこわかった。
読んでてこの話はどこにいくんだろう、と思っていたのだけど主人公と婦人が重なった瞬間はぞっとした。
けれどそのことに本文で一切触れない。それが余計に…。
牽引治療が拷問具な所は一番気持ち悪かった。
AIが見つけた似た本
「薬指の標本 (新潮文庫)」の書誌情報と、 この本を読んだ人の本棚から、 近そうな本を10冊見つけました
魔術はささやく (新潮文庫)
宮部 みゆき
それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死...
サクリファイス (新潮文庫)
近藤 史恵
ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと―。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシ...
硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2)
貴志 祐介
日曜日の昼下がり、株式上場を間近に控えた介護サービス会社で、社長の撲殺死体が発見された。エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、窓には強化ガラス。オフィスは厳重なセキュリティを誇っていた。監視カ...
「気持ち悪い」と聞いていたけど、想像していた「気持ち悪い」とは違ってた。
文章はとても静かで淡々としていてたまに挟む異常な神経質な描写がすごく病的。潔癖。
それでもなんだか引き込まれて読み進めてしまうから私は小川洋子が嫌いじゃないのかもしれない。
「薬指の標本」は精神的なSMだと思った。
弟子丸氏も主人公も静かに狂っている。
あまりにも静かに狂っているからうっかり何がおかしいのかわからなくなりそうになる。
そっと当たり前のことのように書かれた一文にえ、となったり。
ふたりの関係はぴんと張り詰めた糸みたいで、少しでも力加減を変えると切れてしまいそう。
個人的に「六角形の小部屋」の方がこわかった。
読んでてこの話はどこにいくんだろう、と思っていたのだけど主人公と婦人が重なった瞬間はぞっとした。
けれどそのことに本文で一切触れない。それが余計に…。
牽引治療が拷問具な所は一番気持ち悪かった。
不思議な物語。私にはあまり合わないかも
堺北図書館