
国盗り物語〈第4巻〉織田信長〈後編〉 (新潮文庫)
この本の所有者
内容紹介

AIが見つけた似た本
「国盗り物語〈第4巻〉織田信長〈後編〉 (新潮文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
奪取〈上〉 (講談社文庫)
真保 裕一
一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫っ...
新訂 徒然草 (岩波文庫)
西尾 実
『徒然草』の面白さはモンテーニュの『エセー』に似ている。そしてその味わいは簡潔で的確だ。一見無造作に書かれているが、いずれも人生の達人による達意の文章と呼ぶに足る。時の流れに耐えて連綿と読みつがれてき...
狼と香辛料〈3〉 (電撃文庫)
支倉 凍砂
教会都市リュビンハイゲンを出立した行商人ロレンスと狼神ホロ。行商がてらホロの故郷ヨイツの情報を集めるため、冬の大市と祭りで賑わう町クメルスンにやってきた。そこで二人は、若い魚商人アマーティと出会う。ど...



時間がかかったが読了。明智光秀という人物をここまで詳しく知ったのは初めてである。心に残ったのは本能寺の変の描写はとても淡々と描かれていて、信長が危機に陥った時でも事実のみがありありと書かれているということであった。しかしこれによって信長の潔さがまた強く現れていたと思う。一方本能寺の変で信長を自害まで追いやった光秀はその後機嫌取りを繰り返し結局は殺されてしまう。光秀はすぐれた才能を多々持っていたが上に立つ才能はなかったのだということが示されているのだろう。道三、信長、光秀、重荷はこの三人について見てきた小説であった。次は太閤記でも読みたいと思った。

全4冊の長編小説。1と2巻は斎藤道三の生き様を細々と書かれていてとても面白かったです。斎藤道三は悪名のある人物ですが国盗り物語の中の道三は野望が高くその野望に向かってひたすらつきすすむ生き様がとてもかっこいいとおもいました。3,4巻は織田信長が主人公ですが明智光秀もそれと同様にメインになっていて、それぞれの登場人物の考え方や生き残り方がリアルに描写されていて時代に必死で生きているのが伝わりました。ですが、最後がさらっと終わってしまうので少し残念でした。
二巻に書かれている「気運が来るまでのあいだ、気長く待ち、あらゆる下準備、ととのえてゆく者が智者である」
「その気運がくるや、それをつかんでひと息に駆け上がる者を英雄」という道三の言葉がお気に入りです。






















