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新装版 虚無への供物(下) (講談社文庫)

新装版 虚無への供物(下) (講談社文庫)

中井 英夫

この本の所有者

9人が登録
112回参照
2013年1月11日に更新

書籍情報

ページ数:
480ページ
参照数:
112回
登録日:
2012/12/28
更新日:
2013/01/11

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📝 レビュー (よーぐるとさんのレビュー)

レビュー:
日本探偵小説三大奇書の一つ。とはいえ「奇書」と言われるような読みにくさはなく、どんどん読み進められた。この本が三大奇書として名を馳せているのは、あらゆる場所で語られるように、「アンチミステリ」の精神だろう。事件と連なって発生した大火事やその他悪意の感じられる事件。全ては事故なのに探偵が存在するがゆえに事件として捉えられる。探偵の存在が事件を誇張させていく様に感じさせるこの主張ははミステリに対して挑戦的で懐疑的だ。それでありながら推理小説としての素晴らしさを併せ持っているからこその三大書なのだろう。奇書であるとは僕は感じなかった、この点はいろんな人の意見を聞き議論したい。

読書履歴

2013/01/11 480ページ

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