見える学力、見えない学力 (国民文庫―現代の教養)
この本の所有者
AIが見つけた似た本
「見える学力、見えない学力 (国民文庫―現代の教養)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
コミュニケーション力 (岩波新書)
斎藤 孝
豊かな会話、クリエイティブな議論は、どのようにして成り立つのか。話の流れをつかむ「文脈力」や基盤としての身体の重要性を強調しつつ、生きいきとしたコミュニケーションの可能性を考える。メモとマッピング、頷...
「できる人」はどこがちがうのか (ちくま新書)
斎藤 孝
今日のように社会構造が根底から揺らいでいる時代には、各自が固有の判断のもとに動くほかない。そのためには、オリジナルなスタイルをもつことが大切である。「できる人」はどのように“技”を磨き、上達の秘訣を掴...
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
渡辺 健介
世界最高峰のコンサルティング会社で学んだ問題解決の考え方を中高生にもわかるように解説。学校では教えてくれない考える力のトレーニング。
失敗学のすすめ (講談社文庫)
畑村 洋太郎
恥や減点の対象ではなく、肯定的に利用することが、失敗を生かすコツ。個人の成長も組織の発展も、失敗とのつきあい方で大きく違う。さらに新たな創造のヒントになり、大きな事故を未然に防ぐ方法も示される―。「失...
勉強ができる、できないの原因は、生活とも大きく結び付いていることが分かる。
本書の初版が発行されてからすでに30年経っているが、指摘されている問題は今でも大いに通じる。
学校で子どもに学力をつけるようにするのはもちろんだが、やはり家庭の教育力なくして、学力の向上を目指すのは厳しいと感じた。
特に、小学校低学年のような幼い時期には、親が寄り添って家庭学習に付き合ってくれるような環境があるのが望ましい。
現代では、なかなかそのような環境を作れる家庭も多くはないのかもしれない。しかし、子どもの一生を左右する問題である。見える学力、見えない学力を、ともに形成する一端を大きく担っているのは、家庭である。
今後、そのことを意識させるような働きかけを、もっと教師や学校が行って、もっと繋がりを築ける体制が作れたらよいと感じた。