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読書履歴
AIが見つけた似た本
「幕末史 (新潮文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
ホワイトアウト (新潮文庫)
真保 裕一
日本最大の貯水量を誇るダムが、武装グループに占拠された。職員、ふもとの住民を人質に、要求は50億円。残された時間は24時間!荒れ狂う吹雪をついて、ひとりの男が敢然と立ち上がる。同僚と、かつて自分の過失...
七つの黒い夢 (新潮文庫)
乙一
天使のように美しい顔をした私の息子。幼稚園児の彼が無邪気に描く絵には、想像を絶するパワーがあった。そしてある日―。乙一の傑作「この子の絵は未完成」をはじめ、恩田陸、北村薫、岩井志麻子ら、新感覚小説の旗...
きよしこ (新潮文庫)
重松 清
少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを...
紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)
片山 憲太郎
揉め事処理屋を営む高校生・紅真九郎のもとに、とある少女を守るという依頼が舞い込んできた。少女の名は、九鳳院紫。世界屈指の大財閥の御令嬢。詳しい事情を聞かされぬまま、真九郎は紫との共同生活を開始。彼女の...
新訂 徒然草 (岩波文庫)
西尾 実
『徒然草』の面白さはモンテーニュの『エセー』に似ている。そしてその味わいは簡潔で的確だ。一見無造作に書かれているが、いずれも人生の達人による達意の文章と呼ぶに足る。時の流れに耐えて連綿と読みつがれてき...

良質な復習本。三ツ星半


観劇に備え「るろうに剣心」一気読みから突如始まった「幕末祭」の一環。「攘夷」「薩長」だの改めて自分が幕末について無知なことを思い知り、手に取った本書。慶應大学で行った講義をまとめたものであるようだが、分かりやすくて、面白くて。一冊読んだあとの視界の開け具合といい、知識的なコストパフォーマンスが素晴らしい。ひたすら外国人嫌いの孝明天皇、考え方・態度を節操なくコロコロ変える慶喜にと、物語に出てくる役者(こういってはいけないのだが)のキャラ立ちにも過不足がない。個人的には、幕臣側で対極を見据え開城する勝海舟がカッコいい、と思った。幕末についてはもう少し読み進めていこうと思う。