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儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

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37人が登録
142回参照
2011年12月23日に更新

書籍情報

ページ数:
329ページ
参照数:
142回
登録日:
2011/12/23
更新日:
2011/12/23

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内容紹介

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。
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gugucchi Lv.118

かなりブラックな内容。

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綾瀬潤一 Lv.96

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rai Lv.10

かなりブラックなミステリー。
(ホラーに感じたくらい)
どの話も最後の1文にゾッとさせられる。

あおみ
あおみ Lv.78

著者、米澤穂信 氏の作品は本作が初である。「インシテミル」や「氷菓」は映像作品として愉しんだことはあるが、読書としてはこれまで機会がなかった。

良い意味でも悪い意味でも、本作の評価すべき点はやはり「ラスト一行」だろう。
良い意味については言わずもがななので、悪い意味というのは説明しておく。
最後の一行にどんでん返しがあると知っているからこそ、期待してしまうし、物語を進めながらも頭を働かせてしまう。要するに、純粋に文学を愉しめているのかどうか疑問に感じてしまうのだ。

本作は五篇の短編小説が「バベルの会」というある大学の読書好きな女学生が集まるサークルで、柔らかく、そして緩く繋がっている。
その五篇のうち、「ラスト一行」が悪く作用したのは、三篇目に収録された「山荘秘聞」だと思う。
何より、結末に想像がついたし、それ故にその衝撃も乏しかった。
そして、悪くも良くも作用しなかった作品が「身内に不幸がありまして」と「儚い羊たちの晩餐」である。
これらは物語自体の面白さは充分なのだが、ラスト一行という観点からみると、物足りない。起承転結の流れをしっかりとしており、結の部分では物語をまとめていた。
最後に「ラスト一行」の衝撃が凄まじかった作品が、「北の館の罪人」と「玉野五十鈴の誉れ」である。
とくに後者は凄かった。
その発言がここに生きてくるのか!と感動したとともに、その展開の残酷さに全身に痺れが走り、鳥肌が立った。
この作品のような短編は本当に読み応えがあって、ただ純粋に憧れる。
たった4-50ページだけでこんなにも読者の心を揺さぶれるのか、と。
いつか短くても、誰かの心を震わす作品を書いてみたいものだ。

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