
ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)
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2011年12月7日に更新
📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)
レビュー:
村上春樹の「小澤征爾さんと・・・」繋がりで、今さらながら読んだ1冊。日の丸つけたスクーターと一緒に、漁船に乗り込み、渡欧。各地での指揮者コンクールでの優勝と活躍・・・。家族や周囲の愛情をたっぷり受けて、才能をすくすくと成長させていく、向かうところ敵なしのやんちゃな小澤征爾の20代前半の自叙伝である。「こんなに恵まれすぎた話をされてもねぇ、、」とも思うが、小澤征爾は、この自叙伝のあと、それなりの苦難も経験しつつ、現在のポジションを築き上げることになる。この本と村上本を読んで思ったのは、小澤征爾の音楽を人を愛する心が尋常でないこと、若い時代に周囲から受けた恩恵を今若者達にあふれるように返しているということである。音楽が凄いかどうかはちゃんと真面目にきいたことがないのでわからないが、凄い人であることには間違いがない。
読書履歴
2011/12/07
244ページ
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