
演劇入門 (講談社現代新書)
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2015年4月4日に更新
📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)
レビュー:
平田オリザの「幕が上がる」があまりに面白かったので、積ん読となっていた本書(Amazonなどでも評判がよい)を反省して慌てて読んだ。「書くときにテーマなどいらない」。場の設定の仕方(公と私の入り交じる)、キャラクターの配置の仕方(人物の持つテーマへの情報量の差を活かす)、演劇における台詞の意味・描き方(遠いところから)、俳優・演出家の立ち位置などが、びっくりするほど端的に論理的に技術的に計算的に、説明される。脚本家の頭の中(メシの種?)が明かされる感じ。一方で、実際の舞台を自分が観て、沸き上がる感情がこれで説明されるかというと、そんなもんじゃない!と、一観客として思ったりもした。
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