
楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2)
この本の所有者
書籍情報
- 著者:
- マリオ・バルガス=リョサ
- ページ数:
-
500ページ
- 参照数:
- 136回
- 登録日:
- 2011/09/04
- 更新日:
- 2011/09/04
- 所有者:
-
kaneoheさん
この本を共有する
AIが見つけた似た本
「楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
新訂 徒然草 (岩波文庫)
西尾 実
『徒然草』の面白さはモンテーニュの『エセー』に似ている。そしてその味わいは簡潔で的確だ。一見無造作に書かれているが、いずれも人生の達人による達意の文章と呼ぶに足る。時の流れに耐えて連綿と読みつがれてき...
川の深さは (講談社文庫)
福井 晴敏
「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた...
私の男
桜庭 一樹
優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―...
ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)
桜庭 一樹
西暦1627年、ドイツ―魔女狩りの苛烈な嵐が吹き荒れるレンスの町で、10歳の少女マリーは“アンチ・キリスト”に出会った...。西暦2022年、シンガポール―3Dアーティストの青年ディッキーは、ゴシック...

ゴーギャンとその祖母フローラを描くノンフィクション的大河小説。ゴーギャンは株式仲買人としてのブルジョワ的地位と家庭を捨て30代後半で突然絵の道に目覚め、タヒチへ。フローラは、セックスや結婚に対する憎しみから、女性や貧困を救うための革命家の道へ。それぞれの「楽園」を目指して、困難を者ともせず、突き進んでいく激動の熱の固まりのような人生が描かれる。レズビアン的傾向のあったフローラ、両性的な「マフ-」を画材として取り上げたゴーギャンと通常の性を超える何かを求めた点でも両者は共通する。さすがの池澤夏樹セレクトで、大変面白い(池澤夏樹世界文学全集でアマゾン上一番人気の高い本でもあるようだ)。大部であり、持ち歩きが難しく「積ん読」であったが、自炊したらあっという間に読めた。