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楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2)

楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2)

マリオ・バルガス=リョサ

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2013年1月28日に更新

📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)

レビュー:
ゴーギャンとその祖母フローラを描くノンフィクション的大河小説。ゴーギャンは株式仲買人としてのブルジョワ的地位と家庭を捨て30代後半で突然絵の道に目覚め、タヒチへ。フローラは、セックスや結婚に対する憎しみから、女性や貧困を救うための革命家の道へ。それぞれの「楽園」を目指して、困難を者ともせず、突き進んでいく激動の熱の固まりのような人生が描かれる。レズビアン的傾向のあったフローラ、両性的な「マフ-」を画材として取り上げたゴーギャンと通常の性を超える何かを求めた点でも両者は共通する。さすがの池澤夏樹セレクトで、大変面白い(池澤夏樹世界文学全集でアマゾン上一番人気の高い本でもあるようだ)。大部であり、持ち歩きが難しく「積ん読」であったが、自炊したらあっという間に読めた。

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