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読書履歴
AIが見つけた似た本
「沈底魚 (講談社文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
川の深さは (講談社文庫)
福井 晴敏
「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた...
6ステイン (講談社文庫 ふ 59-9)
福井 晴敏
愛する男を待ち続ける女、隠居した天才的スリ、タクシー運転手として働きながら機が満ちるのを待った工作員。心に傷を持ちながら、独り誇りを抱き続けた者たちの消せない染み。あきらめることを知らない6つの魂が、...
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
福岡 伸一
生きているとはどういうことか―謎を解くカギはジグソーパズルにある!?分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色をガラリと変える。
失敗学のすすめ (講談社文庫)
畑村 洋太郎
恥や減点の対象ではなく、肯定的に利用することが、失敗を生かすコツ。個人の成長も組織の発展も、失敗とのつきあい方で大きく違う。さらに新たな創造のヒントになり、大きな事故を未然に防ぐ方法も示される―。「失...
奪取〈上〉 (講談社文庫)
真保 裕一
一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫っ...
公安物としては十分に硬派な文章で、しかも簡潔な表現ながらもしっかりとキャラクターや情景が描写されていて作者の力量の高さが窺える作品。江戸川乱歩賞受賞も素直に頷ける。その意味では好感がもてたんだが、ストーリーがイマイチ分かりづらい。。。。
まぁ、要はスパイ小説なんだから二転三転はありまえだろうし、展開的にもそれぞれの腹の探り合いは仕方ないと思う。ただ、あまりにも日本や中国・アメリカがそれぞれの思惑を元に二重三重のスパイ合戦を繰り広げ、何が正しいとか正しくないとか関係なく、ただ各々の利害の為に手段選ばずで事が進むのであまりミステリー小説としての感覚もなく、すっきりしないままで終わった感が否めない。そもそも主人公の不破の背負ってるものとかが分からないので、何故あんなに駆り立てらてたのかといった部分も含めて感情移入しにくかった。ましてや上司の凸井の考えなんかも把握できないままで。。。。
…なんか、好き嫌いを除けば出てきた主要登場人物の中では五味が一番まともだったんじゃないだろうか??
逆に腹落ちしてない割にはのめり込めるだけの文章になってたので、それなりに楽しく読めたのも事実かと。。。