
バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)
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世の中学力だけじゃないってことを証明するんだ。
という、逆説論法。
章と章の間に挟まるバカテストが面白すぎです。この切り口だけでも、この本は価値があると思う。もちろん、設定だとか題材だとかも面白いし、それがあってのバカテストで、その絡め方もあって、より面白かったりするのだけれど、総評としては、とにかく満足した。
ただ、設定の練り込みだとか、文の組み立てだとか、ところどころ荒いし詰めも甘い感じ。
だけれども、大筋で大事なところはしっかり抑えてる。
キャラクターもしっかり立っているし、流石にこのラノでキャラクター部門に食い込んできてるだけのことはあるかも。
特に面白いなと思ったのは、提示する情報と、提示しない情報との使い分け。全篇通してそれが感じられたので。そういうミスディレクションの使い方が面白い。何より、キャラクターの性格と役割が、話の筋とちゃんと噛み合ってる。
コメディですらなく完全にギャグに走った作品っていうのは、実はあまり読んでいなかったのだけど、これは、当たり。
***
MVPは姫路さん。ほわーっとなる。ほわーっとなる(二回言うな
次点で秀吉。だれが何と言おうと秀吉。美波さんもいい味出してたし、霧島さんも悪くはないけどね。今だからこそあえて姫路さん。


111027