みんなの評価
3
5
4
3
2
1
レビュー
戦記ファンタジーということになると思う、この作品は、いい意味でも悪い意味でも、まとまってる感じ。
一巻を読んだときに、キャラクターの立たせ方はさすがベテランだなぁと思ったもので、これはライトノベルであり、キャラクター小説なのだから、そのアプローチは正しいし、そういう意味で、ラノベ的には確かに正解ではある。
でもこの二巻については、どうしても不満が残ってしまう。
読み手としては、もう少し捻って欲しかった。後半、先が読めすぎてしまった。いや、先が読めても構わないのだけれど、少なくとも、そこに登場しているキャラクターたちが仕掛けに気付かないことに違和感を感じさせるような程度では駄目で、でなければせっかくの主人公の奇才という設定も、かすんでしまうと思う。
コンフリクトの解決のきっかけも偶発的っていうのがちょっと頂けない。デウスエクスマキナはその存在をあらかじめほのめかしておかなければ、ご都合主義で終わってしまう。一年前までのぼくなら、多分これで満足できたのかもしれないが、流石にあれから100冊あまりを読み終えた今では、もうそういうわけにもいかなくなってしまったらしい。
***
ただ、まぁ、文章は読みやすいし、キャラクターの掛け合いも楽しい、そのキャラクターたちも、それぞれに魅力があって(一部モブ扱いだけれど)、それから、現在の危機と過去の危機という二重構成も、興味を惹く要素としてしっかり働いている、ということで、何が言いたいかっていうと、要するに、
アフレア可愛いよアフレア
オチなどなし。
一巻を読んだときに、キャラクターの立たせ方はさすがベテランだなぁと思ったもので、これはライトノベルであり、キャラクター小説なのだから、そのアプローチは正しいし、そういう意味で、ラノベ的には確かに正解ではある。
でもこの二巻については、どうしても不満が残ってしまう。
読み手としては、もう少し捻って欲しかった。後半、先が読めすぎてしまった。いや、先が読めても構わないのだけれど、少なくとも、そこに登場しているキャラクターたちが仕掛けに気付かないことに違和感を感じさせるような程度では駄目で、でなければせっかくの主人公の奇才という設定も、かすんでしまうと思う。
コンフリクトの解決のきっかけも偶発的っていうのがちょっと頂けない。デウスエクスマキナはその存在をあらかじめほのめかしておかなければ、ご都合主義で終わってしまう。一年前までのぼくなら、多分これで満足できたのかもしれないが、流石にあれから100冊あまりを読み終えた今では、もうそういうわけにもいかなくなってしまったらしい。
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ただ、まぁ、文章は読みやすいし、キャラクターの掛け合いも楽しい、そのキャラクターたちも、それぞれに魅力があって(一部モブ扱いだけれど)、それから、現在の危機と過去の危機という二重構成も、興味を惹く要素としてしっかり働いている、ということで、何が言いたいかっていうと、要するに、
アフレア可愛いよアフレア
オチなどなし。
この本を読んでいる人(1人)
読書ステータス
読了
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