📝 レビュー (yuchanさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
三島屋変調百物語伍之続。「開けずの間」、もんも声にまつわる「だんまり姫」、災難を起こさないように守っている「面の家」、寿命がわかる「あやかし草紙」、生霊が猫になる「金目の猫」の五編。塩断ちが元凶で行き違い神を呼び込み、次から次へと不幸に見舞われ、家族がみな亡くなっていく「開けずの間」が一番怖かった。何でも願いをかなえる代わりにそれに見合う対価をよこせなんてものは神様であるはずがないのに、信じてしまうとは人はなんておろかで弱いのだろう。第一期完結篇ということは幸せをつかんだおちかの物語がおわり、途中から一緒に聞いていた絵心ある富次郎が聞き役になるのかな。それもまた楽しみ。
読書履歴
2019/02/15
565ページ
AIが見つけた似た本
「あやかし草紙」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
きよしこ (新潮文庫)
重松 清
少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを...
42人
3.8
東京てくてくすたこら散歩
伊藤 まさこ
「今日はギャラリーフェブ(そら豆)に行こうかな」晴れた日にぽっかりと予定があいたなら、ギャラリーをのぞいてカフェでお茶を飲もう。街のパン屋さんから森の美術館まで、私の好きなお散歩コース。
3人
4.5