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もの食う人びと (角川文庫)

もの食う人びと (角川文庫)

辺見 庸

この本の所有者

18人が登録
229回参照
2009年6月23日に更新

書籍情報

著者:
辺見 庸
ページ数:
365ページ
参照数:
229回
更新日:
2009/06/23

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📝 レビュー (ぼんぼんさんのレビュー)

評価:
5/5
レビュー:
「食を通して世界を知る」ルポ本なのですが、想像以上に面白くて、想像以上に悲しくて、想像以上にこの世は広くたくましかった!そんな印象です。
なんて生々しい。
むき出しの人生を垣間見た。
当たり前のことなのだけれど、食べる=生きること。
それを改めて実感させられました。

自分は、「生きるための食」なんて心から味わった事ないな。
小腹を満たすために、快楽のために、ただ消費するだけ。
おいしい!っていう感動はあるけれど、心の底からの渇望や感動なんて、本当に味わった事ない。なんかそれがある意味不幸な事のように感じてしまった。
明日から、食に対する意識がちょっと変わりそうです。
感謝とか。ちょっといつもと違うところに思いをはせてみるとか。
喉元すぎたらすぐ元通りになってしまうのかもしれないけど。
なんか忘れたくないなーと思いました。

表紙に描かれた観覧車。
読み終わって表紙を見ながら、しばらく考えこんでしまいました。

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