メニュー
イノセント・デイズ (新潮文庫)

イノセント・デイズ (新潮文庫)

早見 和真

この本の所有者

4人が登録
283回参照
2017年3月15日に更新

書籍情報

ページ数:
467ページ
参照数:
283回
登録日:
2017/03/15
更新日:
2017/03/15

この本を共有する

内容紹介

放火殺人で死刑を宣告された田中幸乃。彼女が抱え続けた、あまりにも哀しい真実――極限の孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。
Google プレビュー 書籍情報提供: Google Books
Google Booksで見る

📝 レビュー (ふーみんさんのレビュー)

評価:
5/5
レビュー:
読みながら思わず涙が出てしまったのは、彼女が救われないことに対してなのか?彼女の深い孤独に想いを馳せたから?それとも彼女に対する周囲の人たちへのやるせなさや怒りを抱いたから?
「救いがない」と言うのは簡単だと思う。もちろん救われてほしかったと心から思う。しかし、あの瞬間、彼女は心の底から「ついに救われた」と思ったのも事実だ。だからこそとても悲しく思う。例えそれが自分の傲慢であったとしても。
物語冒頭、「生まれてきて、すみませんでした」という彼女が法廷で放った一言が重くのしかかる。

読書履歴

2017/03/15 467ページ

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本

「イノセント・デイズ (新潮文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました

79%
ホワイトアウト (新潮文庫)

ホワイトアウト (新潮文庫)

真保 裕一

日本最大の貯水量を誇るダムが、武装グループに占拠された。職員、ふもとの住民を人質に、要求は50億円。残された時間は24時間!荒れ狂う吹雪をついて、ひとりの男が敢然と立ち上がる。同僚と、かつて自分の過失...

28人 4
78.1%
きよしこ (新潮文庫)

きよしこ (新潮文庫)

重松 清

少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを...

42人 3.8
77.4%
七つの黒い夢 (新潮文庫)

七つの黒い夢 (新潮文庫)

乙一

天使のように美しい顔をした私の息子。幼稚園児の彼が無邪気に描く絵には、想像を絶するパワーがあった。そしてある日―。乙一の傑作「この子の絵は未完成」をはじめ、恩田陸、北村薫、岩井志麻子ら、新感覚小説の旗...

19人 4
76.6%
羊たちの沈黙
74.5%
紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)

紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)

片山 憲太郎

揉め事処理屋を営む高校生・紅真九郎のもとに、とある少女を守るという依頼が舞い込んできた。少女の名は、九鳳院紫。世界屈指の大財閥の御令嬢。詳しい事情を聞かされぬまま、真九郎は紫との共同生活を開始。彼女の...

6人 5

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します