フェビアの初恋 (1968年) (新潮文庫)
この本の所有者
📝 レビュー (miyanさんのレビュー)
ドラマにまでなったある人が訳者です。
主人公のフェビアという子は
その家柄上、顔色を見なければならないという
ある種の悲運に遭わねばならない子でした。
うぶというよりも、「どうして自分は必要のないこと」を
しなければならないかに純粋な疑問を持つ
聡明な子でありました。
そんなフェビアが、一人の身分違いの
医師、ダンに恋をすることとなります。
ですが、それは名家の生まれであるフェビアには
かなわぬ夢でもあったのです。
救いだったのは彼女の母親である
リザが同じような境遇だったことから
きちんと彼女を理解していたことでしょう。
うん、ベール家のわからずやは
爆発してもいいと思う。
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