山本周五郎長篇小説全集 第九巻 正雪記(下)
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江戸時代に起こった由井正雪の乱の首謀者を主人公にした山本周五郎の小説。正雪本人については殆んど資料が無いらしく、ほぼ創作と思われる。本人には謀叛を起こすつもりなどなく、幕府の浪人政策を転換させようと奔走するものの、幕閣である智恵伊豆の陰謀のために利用され命を落とすと言う展開。山本周五郎らしく、主人公の正雪は言うに及ばず、脇の人々も丹念に描かれている。正雪と言うと、教科書で習う乱の首謀者と言うイメージだったが、こうした展開を見せられると、なんだか納得してしまう。