
内容紹介

読書履歴
AIが見つけた似た本
「明日の子供たち」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
青年のための読書クラブ
桜庭 一樹
東京・山の手の伝統あるお嬢様学校、聖マリアナ学園。校内の異端者(アウトロー)だけが集う「読書クラブ」には、長きにわたって語り継がれる秘密の“クラブ誌”があった。そこには学園史上抹消された数々の珍事件が...
「できる人」はどこがちがうのか (ちくま新書)
斎藤 孝
今日のように社会構造が根底から揺らいでいる時代には、各自が固有の判断のもとに動くほかない。そのためには、オリジナルなスタイルをもつことが大切である。「できる人」はどのように“技”を磨き、上達の秘訣を掴...
ドキュメント 屠場 (岩波新書)
鎌田 慧
屠場―。そこは鍛え上げられた職人芸が、商品としての食肉の味と価値を左右する世界だ。日本人の肉食の歴史とともに歩んできた労働現場の実像と、いわれなき職業差別と身分差別にさらされながら、合理化の波に抗して...

児童養護施設を舞台にした話。そして今回もまた熱血!舞台が舞台だけにいろいろな問題やトラブルがあるが、しかしそれは状況が違うだけで一般の人と何も変わらない。集団的な環境で恋が芽生えるのは有川浩の得意なところだが、気恥ずかしくなるような恋愛話も控え目で良かった。学校や会社など集団生活が苦手な自分にとっては、有川浩の小説には勉強になる部分が多々ある。今回も子供たちにいろいろ教わった感。どんな場合でも、ありのままを受け入れ、相手を理解する事が大事だと思った次第。

やっぱり有川だわ読ませる力がある。感動した

図書館
児童養護施設について全く予備知識もないまま読み進めた。施設の子供たちもいつかは大人になり社会に出ていく。そんなこと今まで考えてもみなかった。ただ、施設の子供はかわいそう、それだけだった。「普通」の自分と比べて無意識に差別をしていた。そもそも普通とはなんなんだろうか。例えばテレビをみていて感想やら疑問を感じた事に家族が答えてくれる、そんな日常だろうか。考えさせられた。が、むずかしいわけではなく、児童養護施設に転職した元営業マンの三田村慎平。問題のない子供、谷村奏子、大人より大人びている17歳の平田久志。魅力ある登場人物が描かれていて読みやすい。