
花紋 (新潮文庫 (や-5-7))
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大正時代に活躍した架空の歌人、御室みやじ。彼女に出会った主人公、いや、主人公は御室みやじなのか、彼女の数奇な人生を数人の人々の語り口を通して綴られる一冊。
なんと言うか、大正時代の富豪と言うか大地主の生活ってすげーなーと感じることたびたび。
ところどころに挟まれる歌がまたいい感じなのです。こんなのすらすら詠めるようになったらなー、無理ですが。例えば、
真澄なる鏡に見え(まみえ)わが実母(はは)とうき髪ながく結ぼるあはれ
汝(なれ)恋ふる百夜(ももよ)へだつる波まくら秘めもちて匂はめわが断腸花(だんちやうくわ)
なんと言うか、因習とすれちがいと人の業と雅さが混迷一体となった作品とでも言えばいいのでしょうか。こう言う作品初めてかも。大地の子とか沈まぬ太陽とも違うなー。やっぱスゴいすわ。