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カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)

カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)

東野圭吾

この本の所有者

37人が登録
255回参照
2013年2月15日に更新

書籍情報

ページ数:
392ページ
参照数:
255回
更新日:
2013/02/15
所有者:
bskt0609 bskt0609さん

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📊 読書進捗 (bskt0609さんの記録)

2013/02/15 392ページまで

📝 レビュー (bskt0609さんのレビュー)

評価:
4/5
レビュー:
才能の遺伝はいわばカッコウの卵みたいなもの。本人の知らないうちに、こっそりと潜まされている。それを本人がありがたがるかは分からない。その卵は本人だけのもの。
ある有名スキーヤーの娘もまた、遺伝により才能を受け継いでいるとされていたが、とあることを機に娘が自分の本当の娘でないと知る。
その後、娘の本当の父親と思しき人物が彼の元にやってくる。それと同じくして娘の元には脅迫文が届き、本当の父親が事故に巻き込まれてしまう。
遺伝子により発掘されたクロスカントリーヤーや、遺伝子学者、先進スポーツ研究所などの人が絡み合い事件が、各々の立場から明らかになっていく。
事件の根源は才能への嫉妬であり、本文で展開されていくのは才能があることが必ずしも幸せではないということ。その本人にしか分からない価値観があり、それは才能を伴わなくとも満足感を味わえる。

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