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落下する夕方 (角川文庫)

落下する夕方 (角川文庫)

江國 香織

この本の所有者

41人が登録
126回参照
2013年7月1日に更新

書籍情報

ページ数:
296ページ
参照数:
126回
更新日:
2013/07/01

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📝 レビュー (とくこさんのレビュー)

評価:
3/5
レビュー:
解説にある「時間の小説」という言葉がしっくりきた。
8年間付き合った健吾に別れを告げられ、それを受け容れられない生活を続けていたら、今度は別れのきっかけとなった華子と暮すことに。
華子は不確かで、危うくて魅力的な存在。気付くと人の心に棲み付くのに、本人は決して留まってくれない。華子は物語にある、時の流れそのものみたい。
流れのままに堕ちていく、不健全な3人の関係。華子を中心とした時間が流れて、絡め取られて。
そうして、流れの途切れた時にやっと動けるようになる梨果と健吾が、健全な道を歩いて行けますように。

江國香織は2冊目だったけど、前に読んだ「きらきらひかる」も似た部分のある三角関係だったな。こういうのを書く人なんだろうなー。

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