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ヒトリシズカ (双葉文庫)

ヒトリシズカ (双葉文庫)

誉田 哲也

この本の所有者

(4.3)
27人が登録
70回参照
2012年5月4日に更新

書籍情報

ページ数:
328ページ
参照数:
70回
登録日:
2012/05/04
更新日:
2012/05/04

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内容紹介

本書は、あなたに新しい興奮をもたらす。それは、第一章「闇一重」で幕を開ける。男が拳銃で撃たれて死亡する。犯人逮捕が間近となった矢先、司法解剖をした法医学者から連絡が入る。心臓に達していた銃弾は、一度止まってからまた動いたというのだ―。第二章 「蛍蜘蛛」で驚愕、第四章「罪時雨」で唖然、最終章「独静加」で...何を見る?―。
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読書履歴

2012/05/04 328ページ

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誉田さん流石!!
すごくのめり込んで読んだ!
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ストーリー自体は純粋に面白いし、連作としての構成も非常によく練り込まれていて1つの作品としての完成度は高い!!
一見すると別々の物語・事件のように思える各章なのだが、読み進むと前章との接点が見えてくる。そして、章が進むたびに新たな真実も提示されるものの、これがなかなか1本に結びつかない。
それらの謎を最後の最後までひっぱる焦らし感と、連作を活かした展開とが絶妙なバランスで、既読の誉田作品とは一味違う印象だった。
…まぁ、若干のご都合主義はお愛想ということで。。。

更に誉田作品としては各章における主人公の設定が特徴的だったかと。。警察小説にも関わらず、クセやアクが強い訳でも変なしがらみがあったりもせず、至って素朴な人物像として描かれている。既読の警察小説はシリーズ物のせいで「主人公=女性刑事」の印象が強い上に、その脇を一癖や二癖もある刑事が囲んでいたりしたのでこの人物設定は以外だったが、各々の事件から辿りつく先に必ず影を残す静加というキャラクターを引き立てるには程良い感じじゃないだろうか。

それだけの描かれ方をしている「静加」だが、この存在感のバランスがまた巧い!
どの章でも紙一重で追跡者をかわし、その実態を掴ませない。
非情で狂気を孕んだように見せかけながら、最後には人間らしさを感じさせるもののその心情は一切語られるコトはなく、結果的に各章の主人公たち同様、読者にとっても「謎の女」のまま余韻を残して幕を閉じる。
最終章の「独静加」と表題の「ヒトリシズカ」、それぞれのタイトルに託されたであろう作者の意図を勝手に解釈する楽しみを残してくれたのも良!!

ホイミ
ホイミ Lv.45

ストーリーの展開がおもしろい。
静加を第三者の視点を集めて描くことで、彼女の心境をがよりリアルに伝わってきた。読者の心をいかに惹き付けるか、著者の術中にはまるように一気に読んでしまった。
ちなみに、「ヒトリシズカ」とはセンリョウ科の植物である。その由来は、花の可憐さを愛でて静御前になぞらえたもの。ネーミングにも一工夫か。

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