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天地明察

天地明察

この本の所有者

54人が登録
277回参照
2010年9月16日に更新

書籍情報

ページ数:
475ページ
参照数:
277回
更新日:
2010/09/16
所有者:
SGJK SGJKさん

内容紹介

江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。ミッションは「日本独自の暦」を作ること―。碁打ちにして数学者・渋川春海の二十年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋!早くも読書界沸騰!俊英にして鬼才がおくる新潮流歴史ロマン。
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📊 読書進捗 (SGJKさんの記録)

2010/09/16 475ページまで

📝 レビュー (SGJKさんのレビュー)

評価:
3/5
レビュー:
前半は満点に近いできだが、後半の失速感(むしろ駆け足感)がすさまじい。
あれだけキャラや設定を掘り下げておきながら、肝心の「一度失敗してから成功に至るまでの道のり」がほとんど箇条書きというのは・・・・・・
これは月刊連載だったのかな?どうも終盤締め切りに追われて、とりあえず調べたものをそのまま載せただけにしか思えない。

しかし、着想は素晴らしい。
「暦」というテーマを元に、江戸初期の社会情勢、文化、学問、経済、宗教なんかを紹介している様子は『風雲児たち』のようであり、歴史好きにはたまらない。
史実を上手く使いエンターテイメント小説に仕上げているあたり、『四千万歩の男』を思い出した。

文章的にも『マルドゥック・スクランブル』より読みやすくなってて(あれはちょっと辛かった・・・・・・)、すいすい読める。
ただ、語彙力の少なさや表現上の誤りが気になる。これは編集者のレベルの問題か。

とまあ、マイナスのことも書いてるけど、全体としては高評価。
多分近いうちに実写化されるであろうが、NHKか『JIN』のスタッフあたりにやってもらえるなら、見応えのある作品になりそうだ。
その時は是非、後半部分をじっくり描いていただきたい!

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