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天地明察

天地明察

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54人が登録
273回参照
2010年5月16日に更新

書籍情報

ページ数:
475ページ
参照数:
273回
更新日:
2010/05/16

内容紹介

江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。ミッションは「日本独自の暦」を作ること―。碁打ちにして数学者・渋川春海の二十年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋!早くも読書界沸騰!俊英にして鬼才がおくる新潮流歴史ロマン。
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📝 レビュー (ぼんぼんさんのレビュー)

評価:
5/5
レビュー:
日本人による日本のための『暦』を作った渋川春海の物語。
 
挫折しても、否定されても諦めない。
ただひたすら天=目標を見据えて前進する姿に熱くなりました。
春海はもちろん才能のある人なんだけど、決して天才ではない。
おっちょこちょいなところもあるし、調子に乗ったり落ち込んだり、未熟なところもいっぱいあるけれど、その彼がたくさんの人に出会い、助けられ、よろめきながらもその人たちの魂を背負ってみせようとする心意気に感動しました。
分厚い壁を突き抜けるのに必要なものは意志と信念。

士気凛然、勇気百倍。

という言葉が出てきましたが、この夜空に手を伸ばして、本当につかんでしまった日本人がいた、という事実に勇気づけられました。

『始祖鳥記』(飯嶋 和一)と並んで、かつての日本人の生き様とでーっかい希望を教えてくれた一冊でした。

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