
フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)
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書籍情報
- 著者:
- M. チクセントミハイ
- ページ数:
-
363ページ
- 参照数:
- 2,833回
- 登録日:
- 2012/02/04
- 更新日:
- 2012/03/17
- 所有者:
-
taka_akiさん
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📝 レビュー (taka_akiさんのレビュー)
フロー体験ってキーワードだけは知っていたんですけど詳しいことは知らないままでした。
自分は不可知の力によってもてあそばれているのではなく、自分が自分の行為を統制し、自分自身の運命を支配するという感じを経験するときはだれにでもある。
と言うような「フロー体験」についていろいろと述べています。全般的に難しく感じましたがためになるところはたくさんありました。
以下はメモ:
・我々は一時にせいぜい七ビットの情報しか処理出来ない。
フロー体験。注意が自由に個人の目標達成のために投射されている状態。心理的エントロピーの反対ーネゲントロピー(negentropy)
・生活の室を改善するための戦略は二つ。環境条件を我々の目的に合致させようとするか、環境条件を目標によりよく適合させるために、環境条件を経験する仕方を変えることである。
・ある人は高級リゾートでの休暇を味気なく感じる一方、ある人は強制収容所の中でさえ喜びを経験するのはなぜなのか。
・挑戦を縦軸、能力を横軸にして考える。挑戦が過ぎると不安になるが、そのための能力を身につけることでフローチャンネルに入ることができる。能力が過ぎると退屈になるがさらに挑戦をすればフローチャンネルに再び入ることができる。
・読書はおそらく現在世界中で最も多く取り上げられるフロー活動だろう。
・ギリシャ人は記憶をムネモシュネ(メモリー。ギリシャ神話の記憶を司る女神、ゼウスの妻)として擬人化した。
・内面化された象徴体系を統制することが人の生命を救うことがある。
・我々は歴史を、記憶するための無味乾燥な日付一覧、古代の学者が自分の楽しみのための書いた年代記と考えることがあまりにも多い。
ふむー、興味深いです。
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