メニュー
暗渠の宿 (新潮文庫)

暗渠の宿 (新潮文庫)

この本の所有者

(4.5)
8人が登録
101回参照
2012年1月15日に更新

書籍情報

ページ数:
196ページ
参照数:
101回
登録日:
2012/01/15
更新日:
2012/01/15

この本を共有する

内容紹介

貧困に喘ぎ、暴言をまき散らし、女性のぬくもりを求め街を彷徨えば手酷く裏切られる。屈辱にまみれた小心を、酒の力で奮い立たせても、またやり場ない怒りに身を焼かれるばかり。路上に果てた大正期の小説家・藤澤清造に熱烈に傾倒し、破滅のふちで喘ぐ男の内面を、異様な迫力で描く劇薬のような私小説二篇。デビュー作「けがれなき酒のへど」を併録した野間文芸新人賞受賞作。
Google プレビュー 書籍情報提供: Google Books
Google Booksで見る

📝 レビュー (玄蛍 勤さんのレビュー)

評価:
5/5
レビュー:
デビュー作「けがれなき酒のへど」が想像以上に面白い。秋恵との些細な痴話喧嘩が物語のヤマであるのが普段の西村賢太であり、それでも文才で以て楽しく読めるのであるから、風俗嬢に90万もぼられた話とあっては迫力が段に違う。短編とスケールの小ささと文章を練る力を駆使している作家だけに、長編を書いたらすごい事になるのでは無いだろうか。書けるのであれば。

読書履歴

2012/01/15 196ページ

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本

「暗渠の宿 (新潮文庫)」の書誌情報と、 この本を読んだ人の本棚から、 近そうな本を10冊見つけました

66.3%
廃疾かかえて (新潮文庫)

廃疾かかえて (新潮文庫)

西村 賢太

怪し気な女ともだちに多額の金を貸していた同棲相手の秋恵。その人の好さに暴力的な衝動をつのらせていく、身勝手な男・北町貫多を描く表題作。大正期の無頼派作家・藤澤清造の歿後弟子を任ずる金欠の貫多が稀覯雑誌...

5人 4.5
64.3%
苦役列車 (新潮文庫)

苦役列車 (新潮文庫)

西村 賢太

劣等感とやり場のない怒りを溜め、埠頭の冷凍倉庫で日雇い仕事を続ける北町貫多、19歳。将来への希望もなく、厄介な自意識を抱えて生きる日々を、苦役の従事と見立てた貫多の明日は―。現代文学に私小説が逆襲を遂...

20人 3.3
63.7%
遮光 (新潮文庫)

遮光 (新潮文庫)

中村 文則

恋人の美紀の事故死を周囲に隠しながら、彼女は今でも生きていると、その幸福を語り続ける男。彼の手元には、黒いビニールに包まれた謎の瓶があった―。それは純愛か、狂気か。喪失感と行き場のない怒りに覆われた青...

15人 3.4
63%
夜市 (角川ホラー文庫)

夜市 (角川ホラー文庫)

恒川 光太郎

妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だっ...

13人 3.8
62.9%
根津権現裏 (新潮文庫)

根津権現裏 (新潮文庫)

藤澤 清造

根津権現近くの下宿に住まう雑誌記者の私は、恋人も出来ず、長患いの骨髄炎を治す金もない自らの不遇に、恨みを募らす毎日だ。そんな私に届いた同郷の友人岡田徳次郎急死の報。互いの困窮を知る岡田は、念願かない女...

4人 5
玄蛍 勤
玄蛍 勤 Lv.50

デビュー作「けがれなき酒のへど」が想像以上に面白い。秋恵との些細な痴話喧嘩が物語のヤマであるのが普段の西村賢太であり、それでも文才で以て楽しく読めるのであるから、風俗嬢に90万もぼられた話とあっては迫力が段に違う。短編とスケールの小ささと文章を練る力を駆使している作家だけに、長編を書いたらすごい事になるのでは無いだろうか。書けるのであれば。

otep
otep Lv.28

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します