気まぐれ美術館 (新潮文庫)
この本の所有者
📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)
なお、洲之内徹がきっかけで、松本竣介、長谷川?二郎(りん)の絵、白洲正子に興味を持った。
AIが見つけた似た本
「気まぐれ美術館 (新潮文庫)」の書誌情報と、 この本を読んだ人の本棚から、 近そうな本を10冊見つけました
つめたいよるに (新潮文庫)
江國 香織
デュークが死んだ。わたしのデュークが死んでしまった―。たまご料理と梨と落語が好きで、キスのうまい犬のデュークが死んだ翌日乗った電車で、わたしはハンサムな男の子に巡り合った...。出会いと分れの不思議な...
太陽の塔 (新潮文庫)
森見 登美彦
私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!クリスマスの嵐が吹き荒れる京の...
魔術はささやく (新潮文庫)
宮部 みゆき
それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死...
きらきらひかる (新潮文庫)
江國 香織
私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである―。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが...。セックス...
屈折しまくりのあくの強い画廊の主人の綴った絵画・画廊エッセイ「気まぐれ美術館」。画家になりたかったが、親に反対されて芸大の建築科に進学。在学中に左翼活動を行うが、投獄され転向し、中国で諜報活動に従事。引き揚げ後は、妻子をほったらかしつつ、作家を目指すが、芽が出ず挫折(芥川賞の候補にはなっている)。一転、生計のために画廊の主人となり、新進画家の紹介に努める。「芸術新潮」で「気まぐれ美術館」の連載をし、漸く居場所を見つけたのが、何と60歳過ぎ。読んでいて面白くないはずがない。絵を紹介するという体裁をとりながら、自分が見いだした作家達との交友録のほか、洲之内の激動の半生、なぜか自分の愛人達との現在進行形の情事が衒いもなく縷々記されるのである。脱線部分が90%である。それでも、最後に感じるのは、洲之内の絵に対する狂おしいほどの愛である。何故、こんなに面白いのに絶版になってしまっているのだろう・・・(小林秀雄や白州正子が評価をしていた。現在も、関口夏央や福田和也などが評価している)
なお、洲之内徹がきっかけで、松本竣介、長谷川?二郎(りん)の絵、白洲正子に興味を持った。