
📝 レビュー (taka_akiさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
長塚節氏の作品初めて読んだのですがこれはなんだかすげー。
明治時代(多分)における茨城の農村の様子をひたすら描写した作品なのですが、その緻密さにのけぞってしまいそう。
ネットも車もテレビもラジオも何にも無い、そんな世界でも人は一生懸命生きてるんだってことをまざまざと見せつけられる感覚。今の世の中、余計なものが多すぎるのではと思ったりもしてしまう。
ストーリーを説明するよりもまず読んでみ、ってそんな一冊。ただ、時代が時代なのと当時の茨城弁で会話されるのでやや難読。
ちなみに末尾の説明には、
漱石をして「余の娘が年頃になって、音楽会がどうだの、帝国座がどうだの云い募る時分になったら、余はこの『土』を読ましたいと思っている」と言わしめた。
と言う説明あり。全くもって同意だわ。
明治時代(多分)における茨城の農村の様子をひたすら描写した作品なのですが、その緻密さにのけぞってしまいそう。
ネットも車もテレビもラジオも何にも無い、そんな世界でも人は一生懸命生きてるんだってことをまざまざと見せつけられる感覚。今の世の中、余計なものが多すぎるのではと思ったりもしてしまう。
ストーリーを説明するよりもまず読んでみ、ってそんな一冊。ただ、時代が時代なのと当時の茨城弁で会話されるのでやや難読。
ちなみに末尾の説明には、
漱石をして「余の娘が年頃になって、音楽会がどうだの、帝国座がどうだの云い募る時分になったら、余はこの『土』を読ましたいと思っている」と言わしめた。
と言う説明あり。全くもって同意だわ。
AIが見つけた似た本
「土 (新潮文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)
片山 憲太郎
揉め事処理屋を営む高校生・紅真九郎のもとに、とある少女を守るという依頼が舞い込んできた。少女の名は、九鳳院紫。世界屈指の大財閥の御令嬢。詳しい事情を聞かされぬまま、真九郎は紫との共同生活を開始。彼女の...
6人
5
石の猿 下 (3) (文春文庫 テ 11-12)
ジェフリー・ディーヴァー
冷酷無比の殺人者“ゴースト”は狡猾な罠をしかけ、密航者たちのみならずライムの仲間の命をも狙う。愛する者たちを守るには、やつに立ち向かうしかない。真摯に敵を追う中国人刑事ソニーの協力も得、ライムはついに...
5人
5